2022年5月23日月曜日

DDS & PLL Tester

 無線関連の自作を行っているが、最近DDSやPLLを使用することが増えてきている。そんなときトラブルが発生したとき、原因調査でDDSやPLLが壊れていないか調べることがある。
 今までは、ブレッドボードで試験回路を作って調べていた。マイコン制御であるため、試験プログラムもいくつか作っていた。ということで、各種DDS,PLLを簡便に試験できるテスターを作ってみた。

【 HardWare 】
 ハードウェアといっても、ユニバーサル基板にArduinoとTFT-LCD、DDS等を乗せるためのpinソケットだけの簡単なものである。
唯一の特徴はタッチパネル付きのLCD(2.8inch)を使用したことでしょうか。

【 SoftWare 】
 今回のスケッチは、過去作成したものに継ぎ足しで作ったのでわかりにくいと思うがご容赦。 
 単純にDDS,PLLを選択し、リファレンスクロックと出力周波数をテンキーで入力することにより動作するという単純なものである。





【 Device 】
 試験できるDDS、PLLは以下のもの。
 DDS       AD9833,AD9834,AD9850,AD9851
                AD9833はサイン波、三角波、方形波を選択できる
   PLL        Si5351
                Si5351はCLOCK0,CLOCK1,CLOCK2を選択できる

【 操作 】
    (1) タッチパネルDeviceを選択
  (2) Ckockを入力しEキーをタッチ
            0を入力しEキーを押すと規定値が設定される
            AD9833-25MHz,AD9834-75MHz,AD9850-125MHz,AD9851-30MHz
            Si5351-25MHz
  (3) 出力周波数を入力しEキーを押す
            0を入力しEキーを押すと規定値が設定される
            出力周波数は 1MHz
  (4) 信号が出力される
    (5) RestartでTOPに戻る。


 以上簡単な構成である。スケッチで最も面倒なのは、タッチパネルのキャリブレーションと思う。ALL BAND TRANSCEIVERで説明しているので参考にされたい。

 スケッチ、回路図(PDF)     Sketch & Schematics

以下に回路図と各種DEVICEの画像を乗せておく。















7 件のコメント:

  1. JR3BGT小畠です。お世話になります。
    無知をさらけ出すのも恥ずかしいのでブログから質問をさせていただきます。
    早速製作にかかりつつあります。
    レベルコンバータについてご教示ください。
    写真には写っていませんが、裏面に配置されているのでしょうか?
    アホな質問ですが、以前の製作記事で省略しているのを拝見した記憶がありましたので!
    省略可能なら助かりますが(笑)
    実は、Alieでチップとモジュールのものを両方手配はしたんですが、配送までの期間とフェイクの可能性もありますので!

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  2. コメントありがとうございます。
    レベルコンバーターは、LCDだけであれば、別の方法もありますが、タッチパネルは双方向なので、双方向コンバーターが必要です。秋月で販売している8ビット双方向ロジックレベル変換モジュールでもOKです。(FXMA108)
    https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-04522/
    私の基板では、LCDの下に付けています。 

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  3. ご教示ありがとうございます。
    タッチパネルの機能上双方向とのことよくわかりました。
    取付位置は、LCDの下にかくれているんですね。(笑)
    TFT-LCD当方の在庫は複数ありましたが、タッチパネル対応ではありませんでした。
    本日、Alieでレベルコンバーターとあわせて手配しました。
    3,4週間待ちになりますね。(本物であってほしいHi)
    その間にPcbeで穴あき基板での配線図を書いておきます。
    ありがとうございました。

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  4. JR3BGT小畠です。お世話になります。

    DDSテスターで一つご教示いただければありがたいです。
    スケッチの45行目で 〇〇〇~ ucg(/*cd=*/9,/*cs=*/10,/*reset=*/8) ;
    ここの定義を ucg(/*cd=*/10,/*cs=*/8,/*reset=*/9) ;
    上記のように変更すれば、配線がスッキリするのですが、何かソフト的に支障がありますのでしょうか?OMの非常にすっきりした回路のなかでここだけが不思議に思いましたので。
    浅学の素人のおかしな疑問かもしれませんが、よろしければご教示下さい。
    ブレッドボード上では、OMの配線図通りで稼働しております。

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  5. 小畠さんコメントありがとうございます。
    ucg(/*cd=*/9,/*cs=*/10,/*reset=*/8)は、ライブラリーのEXAMPLEをそのまま使用しました。11,13pinn以外は変更しても問題ないと思いますよ。

    DE:JA2NKD

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  6. ありがとうございます。
    ESP32でTFT-LCD関係スケッチでライブラリーの中のuser_set.hの中にCS等のピンを決める仕様がありましたので、私の気が付かない所で、既定されていたらと思いましたので(笑)
    これで、配線が簡単になります。また、面白いもの、ご発表期待いたしております。

    JR3BGT

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