2017年11月2日木曜日

RF Analyzer bug fix (Ver1.08)

RFアナライザーにバグがありましたので修正しました。

【修正点】

  1. アンテナアナライザーモードに於いて、信号レベルの最大値に異常な数値、周波数を表示することがありました。これを修正
  2. アンテナアナライザーモードに於いて最大値の周波数にライン(シアン色)を表示すルようにしました。
修正点は以上です。
スケッチはホームページ ダウンロードコーナーに有ります。(fra1_08.ino)




There was a bug in the RF analyzer, so I fixed it.

[Bug Correction]
  1. In the antenna analyzer mode, abnormal numerical values and frequencies were displayed(Higher point). Fix this
  2. In the antenna analyzer mode, the line (cyan color) is displayed at the frequency of the maximum value.
The correction point is over.
Sketch is in the homepage download corner. (Fra1 - 08.ino)

let's enjoy homebrew.
Thank you

73's

JA2NKD Ryuu


2017年10月26日木曜日

Knobless Wonder SSB Transceiver

 新QRP Plazaに紹介されていた「Knobless Wonder」を作ってみた。このトランシーバーはQRPで有名なVK3YE Peter parker氏が設計した超シンプルなSSBトランシーバーである。氏はPSN等色々なQRP機器を製作しており、非常に挑戦的なHamだ。時々参考にしているが、非常に有用な情報があるので、一度見てみては如何。

 「Knobless Wonder」は、名称のごとく一切のツマミが無い。あるのはアンテナコネクタとマイクジャックのみである。究極のシンプルさで、この徹底した考え方に好感が持てる。
 勿論回路はいたってシンプル。キャリア発振しバランスドモジュレーターで復変調を行いフィルターを通して送受信するというもの。TOPにはLPFがある。送受信はバイテラルとなっており、アンテナ、電源切替を1個の二極リレーで切り替える。
 受信はANT-RFアンプ-X'talフィルタ-アンプ-バランスドデモジュレータ-AFアンプ(LM386)。送信は マイクアンプ-バランスドモジュレータ-RFアンプ-X'talフィルタ-RFアンプ-ドライバーアンプ-ファイナルアンプとなっている。
 要するにコンバージョンが無いトランシーバーである。言うなればダイレクト送受信SSBトランシーバーである。
 果たしてこれでQSOが出来るのだろうかと思ってしまう。作ってからのお楽しみである。自作仲間のJA2GQP,JH8SST,Kさんと当局4人でこれに挑戦を始めた。

 フィルタ周波数が送受信周波数となるわけなので、クリスタルの調達が課題である。Plazaでも幾つか候補が紹介されている。今回はサトー電気の7.15122MHzを使用した。
 キャリア発振用に1個、フィルタ用に4個。
 トランジスタは秋月で販売している2N3904を採用。このトランジスタは実にパワフルでHFであれば問題なく使用できる。なんといっても20個100円と格安。
 ドライバーはGQPさんからQSYして頂いた2SC2314,ファイナルは2SC1816というCB時代のトランジスタを使用した。
 その他回路的なことは回路図を参照していただければ容易に理解できると思う。
 現設計からの変更は、トランジスタの負荷抵抗(220Ω)を470uFのRFCに変更したこと。X'talフィルタ、LPFのコイル、コンデンサーの見直しをおこなった。
 その結果受信感度向上と出力UPができた。
送信出力はピーク3Wとなった。受信は余り上げすぎると混変調を起こすようである。
 基板はサンハヤトのICB-93SEGメッシュシールドのものを使った。これは片面がアースパターンになるので高周波では安定動作が期待できる。
 スピーカー、マイクにはハンディートランシーバー用のスピーカーマイクを使用し小型化を図った。

 完成後超スーパーローカルのJN1VBN局と試験QSOをおこなってみた。送信音については何の問題も無く綺麗に変調がかかっているというレポートであった。受信についてはVBN局が近すぎて強すぎるので、少々発振気味で歪が感じられた。ここは少し定数見直しが必要かもしれない。しかし十分な了解度は得られた。
この様子をyoutubeにアップしてあるので、興味のある方はご覧いただきたい。
 固定周波数のSSBなので、こちらから周波数を合わせてQSOすることは出来ないので、CQ連呼となりそうである。また中途半端な周波数であるため、怖いOMからは怒られるかもしれない。最近時々100Hzずれてますとかいう方がおられる。最近のすばらしい機器だとどうもぴったりの周波数でないと気に入らないようである。
 大昔開局した当時は真空管AM送受信機で水晶で送信していた。VFOは無かった。それでもCQをだすと、10KHz以上も離れた周波数で応答があることがしばしばあった。お互いに水晶なのだ。これでも交信が成立していた。悠長な時代が懐かしい。
 是非この周波数でCQが出ていたら、無視をせず応答頂きたい。

73's

I made "Knobless Wonder" which was introduced in the new QRP Plaza. This transceiver is a super simple SSB transceiver designed by Mr. VK3YE Peter parker famous for QRP. Mr. is making a variety of QRP equipment such as PSN, it is a very challenging Ham. I sometimes refer but I have very useful information, so why do not you look at it once. 

"Knobless Wonder" has no knob like its name. There are only antenna connectors and microphone jacks. With its ultimate simplicity, you can feel good with this thorough thinking.
Of course the circuit is simple. Carrier oscillation,  balanced modulator, and transmitted and received through a X'tal filter. There is LPF in TOP. Transmission and receive are byteral , and switching antenna and power supply with one two-pole relay.
receive is ANT-RF amplifier - X'tal filter - Amplifier - Balanced demodulator - AF amplifier (LM 386). Transmission is microphone amplifier - balanced modulator - RF amplifier - X'tal filter - RF amplifier - driver amplifier - final amplifier.
It is a direct transmit / receive SSB transceiver.
I wonder if QSO can be done with this. It is fun after making it. JA 2 GQP, JH 8 SST, Mr.K and his authorities started making challenges with friends.


Since the filter frequency is the transmission / receive frequency, procurement of crystals is an issue. Several candidates are also introduced in Plaza. This time we used Sato Electric's 7.15122 MHz.
1 for carrier oscillation and 4 for filter.
I used transistor 2N3904 which it sells in autumn. This transistor is really powerful and can be used without problem if it is HF. Anyway 20 pieces 100 yen and cheap.
Driver used 2SC 2314 QSY from Mr. GQP and 2SC1816 in the final, for CB.
For other circuits, I think that you can easily understand by referring to the circuit diagram.
To change from the current design, change the transistor load resistance (220 Ω) to 470 μF RFC. X'tal filter, LPF coil, condenser was reviewed.
As a result, reception sensitivity was improved and output was improved.
The transmission output reached a peak of 3 W. It seems that cross modulation will occur if the reception is too high.
I used a board made by Sunhayato ICB-93 SEG mesh shield. Since one side is a ground pattern, stable operation can be expected at high frequencies.
For the speaker and the microphone, we tried miniaturization by using the speaker microphone for the handy transceiver.

After completion, I tried the super super local JN1VBN station and test QSO. There was no problem with the transmitted sound and it was a report that the modulation was beautifully applied. As for receive, the VBN station was strong, so distortion was felt with a slight oscillation. A little constant review may be necessary here. However, enough readability was obtained.

You tube

Thank you
73's

JA2NKD

2017.11.15
回路図修正(LM386周り及びRXトップの2N3904負荷RをLに変更し感度上昇)
及び クリスタル発振子(7.15909MHz,7.2MHz追加)

I modified the circuit diagram.
Change around the LM 386 and the 2N3904 load R of the RX top to L and increase the sensitivity.
Crystal oscillator addition(7.15909MHz,7.2MHz)

2017年10月10日火曜日

6BAND SSB6.1 Transceiver now completed




 6BAND トランシーバーは前回UPしたように送信について大きな課題が残っていた。
それはKITの送信出力レベルが低いことであった。
今回アンプを追加してその課題を解決することが出来た。
 基板からの出力は各バンド音声ピークで -30~ -25dBmであり、リニアの必要レベルが0dBmに近いレベルであったため20dB以上不足していることになる。

 シングルバンドであればトランジスタ1段で簡単に作ることが出来るが、マルチバンドであるため面倒である。これを解決するためにMMICといわれる広帯域アンプICを使用した。
手持ちのMMICのなかでなるべく大きな増幅度のINA-10386-TR1というものを選択した。以前鈴商で5個1200円で購入したものである。帯域が1.5GHzで増幅度25dB、最大出力10dBmと優れものである。このMMICは入出力が50Ωに整合されており、外付け部品無しで使える非常に優れものである。
 しかし非常に広帯域であるため、安易に使うことは危険である。両面で片面がメッシュシールドされたユニバーサル基板に付けて且つシールドケースに収容して、KIT基板とリニアの間に取り付けた。尚電源として基板から7.5V位の端子から取り出し抵抗を通して30mA位流している。
MMIC


 これにより各バンド5W位の出力が確保できた。3.5MHzだけは少し低めで3W位であった。
 今回のキットは色々難しいところがあったが、何とか使用可能なトランシーバーとして完成した。6BANDと多バンドのキットは殆ど無いことから貴重なキットと言える。
 以前製作したDDSマルチバンドVFOがやっと活用できた。
added MMIC

6 BAND transceiver had problems with transmission.
It was that the transmission output level of KIT was low.
Therefore, an amplifier using MMIC was added between kit and linear.
I used an MMIC called INA-10386-TR1. This MMIC is an excellent one with an output of 25 dB at 1.5 GHz.
Because it has a very wide band and its amplification is high, it is mounted in a shield case so as not to oscillate.
The output came to be about 5 W in each band.
It was completed.
Finally it is the completion of a practical transceiver using the multiband DDS-VFO which I made earlier.

Let's enjoy homebrew.

73's

2017年10月4日水曜日

6BAND 6.1 SSB Transceiver

 かなり以前から、ebayやaliに気になるキットが出ている。youtubeにも色々投稿されている。それは6BAND6.1 SSBと言われているキットである。チップ部品を使用しており非常にコンパクトで且つ6バンド(3.5,7,10,14,21,28MHz)で値段も数千円であり、思わずポチってしまった。といってももう半年も前のことである。
今回重い腰をあげ、老眼鏡をはめて作り始めた。

 詳しい仕様等も判らず資料もついていない。販売商品ページにリンクが有り、そこにある資料を参照しろということのようだ。
 回路図を眺めてみると定番のSA602を3個使用したもので特段特殊ではないようだ。
 受信はFETアンプ1段(回路図では省略されているようだ)ミクサーにSA602(実際はSA612が入っている)そのあと1段IFアンプ(FET)、クリスタル5個のフィルター、さらにFETのIFアンプ1段し、SA602(SA612)で検波。送信はSA602(SA612)で変調しフィルタに入りFETアンプ1段増幅しSA602(SA612)でVFOとミックスし目的周波数を得る。入出力にはバンドパスフィルタがあるが、どうも今一。

 取敢えず部品配置表とにらめっこでチップ部品を取り付ける。しかしここで問題発生。示された配置表と基板が少し違う。どうもバージョンの違いのようだ。回路図とマニュアル(G0CWA著 )を見ながら順を追ってつけていく。
 次の問題 送られてきた部品のFET(BF998)は基板のパタンに合わない。ここにはBF998Rを使う必要がある。これは非常に大きな問題である。幸いお世話になっているJA2GQPさんからインフォメーションがあったので新たにAliに手配しておいた。さらにリレーが4個使われているが、これが中古取り外し品である。
 このようなキット販売が許されるのも中華ならではかも知れない。
 一通り部品がついたら試験である。

 受信は取敢えず7MHzで信号が入感、しかしモガモガ。BFOの周波数が合っていない。VFOが15MHzでIF8MHzなのでLSB受信の為には8MHzの下側7.9985MHzとする必要があるが、VXOコイルがマニュアル通りだと下がりきらない。仕方なく巻き直す。7Kコイルの溝に5回x5溝とした。これでも7.5uHしかなかったが、何とか7.9987KHzとなたのでOKとしている。経験的には10uH以上必要と思う。これで快調に復調できるようになった。
 フィルターはバリキャップを使用し可変となっている。フィルタ単体で試験してみると波形はリップルが大きい。聞いてみて特に問題は無く聞こえているので、今のところオリジナルのままとしている。AGCはAFボリュームの出力側から取られているので、ボリュームを回すとレベルも変化してしまう。またSメータ出力が無いので外部にAGC回路を別途儲けAGCとSメータ出力としている。
 送信は各バンド多少の差異はあるが-30dBm~-25dBm程度であった。またキャリア漏れもあるが、調整が出来ない。
 入出力のBPFもピークはでるものの、どうも旨くマッチングしていない感じである。
キットとしての再現性はお世辞にも良いとはいえない。

 取敢えずこの状態でVFO,リニアを付けてトランシーバーとして組んでみた。

VFOには以前紹介したマルチバンドVFO(NKD_VFOVer3)を使用。殆どオリジナルのままであるが、6バンドに変更している。詳しくはリンクのページを参照してください。

 リニアは私定番の三菱パワーFET(RD00HHS1,RD06HHF1)を使用し5Wを目指す。
しかしキットからの出力が-30dBm程度なのでこの2段ではまだ20dBくらい不足している。しかしストレート3段アンプも発振等怖い感じである。現状キットからの直接入力で1W以下しか得られない。MMICアンプを追加しようか悩むところである。
 出力用LPFは、3.5MHz,7MHz、10-14MHz、21-28MHzの4回路としコンパクト化した。

 Arduino nanoを使ったコントロール回路は、NKDVFOVer3のものをそのまま使用しているが、BAND情報、MODE情報をキットに引き渡すことと、LPF切替のために使うことから 3 to 8 Demultiplexer(BAND情報用)と 2 to 8 Demultiplexer(MODE情報用)のあとにデジタルトランジスタを使用して出力させている。ちょっと大げさかもしれないがキットの切替信号入力にはフォトカップラーが使用されており結構な電流を流すようになっているためである。

 少々雑に記したが、課題をまとめると
1.FETにはBF998Rが必要で別途手配を要す。
2.VXOコイルの定数見直し
3.BPFの定数見直し
4.中古リレーは新品としたい。(現時点では鈴商で入手可能 @250)
5.キャリア漏れがある
6.フィルターのリップルが多い
7.送信出力レベルが低い(-25~35dBm)
8.Sメータ出力がないこととAGCが今一なので改良
9.まともな回路図、部品配置図がない(見つからない)






 最終目標の5W出力が得られていないが、受信部は完成し快調に受信できている。非常にコンパクトに出来ており再現性がよければいいキットになると思うが、現状では製作のハードルが高いと言わざる負えない。まだまだ手を入れる必要があるが、時間が掛かるので、現状でブログアップすることとした。

Because it is hard to write in English, only the assignment is shown below.
Please send me a comment or e-mail if there is something you do not understand.

1. BF998R is required for FET and it is necessary to arrange separately.
2. Constant review of VXO coil
3. Constant review of BPF
4. I would like to use used relays as brand new.
5. There is a career leak
6. There are many filter ripples
7. Transmission output level is low (-25 to 35 dBm)
8. Since there is no S meter output and AGC is now one, improvement
9. There is no decent circuit diagram, parts layout diagram (not found)

At the present time, the final target of 5 W output has not been obtained. I am going to improve it in the future, but since it takes time, I blogged up the present situation

73's
DE JA2NKD

 
 

2017年7月18日火曜日

RF Analyzer minor change Ver 1.07

RF anlyzar マイナーチェンジ

以前UPしたRFアナライザーを暫く使っていて、その使い勝手を良くするために少し改良を行った。


【 改良点 】

photo 1
[1] SGモードにパワー計を追加
 SGでDUTに信号を入力し出力を見たいことがあるが、以前はこの機能が別になっているので出来なかったが、今回SG機能にパワー計を入れ同時に使えるようにした。
 この追加によりMENU2のパワー計は不要にも思うが、換算等の情報もあるため残してある。


[2] 表示レベル変更
 Frequency Analyzerモード(以下FRAモード)、Antenna Analyzerモード(以下AAモード)でスケール以上、以下のレベルになった時表示が乱れることから、スケールの上限下限に制限するようにした。

[3] FRAモードでMAX,MINの測定
 今までこの測定は測定スパンが200KHz以下だったのを300kHz以下とした。

[4] 表示リライトモード


FRA、AAモードはフリーランで上書きとなっているが、表示が醜くなることがあるため、UPスイッチを押すことにより画面をクリアし書き直すようにした。以前はメニューに戻って再度設定表示となり面倒であった為である。



[5] EEPROMリセット

 稀にEEPROMを初期設定値に戻したいことがあったため、enterスイッチを押しながら電源ONにするとEEPROMを初期化することが出来るようにした。

今回の改良でハードウェアは変更していない。
Ver1.06にバグがあったのでVer1.07にしました。
スケッチはダウンロードサイトにアップしてある。

RF Analyzer is minor changed.

  1. Added Power meter on Signal Generator mode. (photo 1)
      Although I sometimes want to input the signal to the DUT by SG and wish to see the output. I could not do it because this function was separate in the past, but this time I added a power meter in the SG function and can use it at the same time. Thanks to this addition, I think the power meter of MENU 2 is unnecessary, but because there is information such as conversion, it is left behind.

  2. Display of FRA mode & AA mode over level limit set upper & lower line.
     In the frequency analyzer mode (hereinafter referred to as FRA mode) and the Antenna Analyzer mode (hereinafter referred to as AA mode) the display is disturbed when it reaches or exceeds the scale level, so it is limited to the upper limit line and the lower limit line of the scale.
  3. Max & Min value measurement of FRA mode
    Max & Min value measurement of FRA mode operates when the span is 300kHz or less. The previous version was less than 200kHz
  4. Added rewite mode.
     Pressing UP_switch while displaying FRA & AA mode will rewrite it.
  5. EEPROM Reset
     Hold down ENTER_switch and turn on the power to reset EEPROM.

     Hardware has not been changed by this improvement.
     There was a bug in Ver1.06, I made it to Ver1.07
     The sketch has been uploaded to the my download site.

Let's enjoy homebrew.
73's  JA2ND Ryuu

    




2017年6月24日土曜日

7MHz Receiver with Si5351 PLL VFO

 2016年5月にSi5351 PLL VFO カラーLCDの7MHz受信機をUPした。これがArduinoをスタートするきっかけとなった。お世話になっているKさん、JH8SSTさんの協力を得て製作したものである。この受信機ではSi5351というPLLクロックジェネレータをVFO及びキャリアオシレーターとして使用されている。またRFアンプ、ミキサー、検波にJーFETカスコードアンプを活用している。これらはN6QWが発表されているものを参考としている。VFOは彼の製作したものそのものである。非常に魅力的な技術が豊富に含まれている。
 暫く使用していたが、少しノイズが多いのが気になり知らべていたが、どうもロータリーエンコーダーを回していくとノイズが乗ってくる。
 Si5351は3周波が出力でき、今回VFOとキャリアOSCの2周波に活用している。VFOを可変したときSi5351からのキャリアOSCも同時に書き換えられているようだ。(同一周波数)キャリアなので変更する必要はないのであるが、プログラミングの都合であろうとあきらめていた。Si5351は1周波出力で使うしかないと思っていた。
 今回JA2GQPさんがSi5351のコントロールを検討し2周波でキャリアOSCにまったく影響しないプログラムを発表された。またLCDも小生のArduino VFO(Ver2)1.8inch仕様を手直ししていただけた。今回、これを基に受信機を改造することとした。
Before

 改造の要点は、

  • Si5351VFOコントロールを変更
  • LCDを1.44inchから1.8inchに変更
  • SSB検波回路をカスコードアンプからDBMに変更
ArduinoによるSi5351コントロール及びLCDの改良はJA2GQPさんにご尽力いただいた。詳しくはGQPさんのBLOGを参照願います。今回Si5351のコントロール変更がメインであるが、周波数のメモリー機能も追加されている。OFF時の周波数、モードでON時に立ち上がる。これはプログラミングのみで実現されている秀逸なものである。感謝 感謝
 主に2.2inchを多用してきたが、最近中華から入手が難しくなっている。まだいくらか入手しやすい1.8inchTFTを使用。画面も小生が発表しているVFO画面を基にしている。
 検波回路は、N6QWが発表されているFETカスコードを使用したものであるが、少々歪が気になっていた。今回Si5351のキャリアOSCの出力を最大値に設定して+11dBm程度確保できていることから、無難なパッシブDBMに変更した。これにより音質も安定した。
 尚、今回もVFO,キャリアOSC両方を送信機とのトランシーブ用に出力している。これら信号はトロイダルコイルを使用した2分配で出力している。これらもSi5351で強力な出力が得られたお陰である。このようにSi5351がAD9850DDS等と比べて少ない消費電力で強力な出力が得られ、さらに150Mhz位まで出力できることは大きなメリットとなる。
 アウトドア用トランシーバーやVHF関連機器にも活用が広がる。尚且つローコストで入手できることは非常にありがたい。
 参考に今回機会があったので、手持ちのキット受信機(BitX40,EFE-40)と聞き比べをしてみた。
 You Tube  Homebrew RX VS BitX40 VS EFE-40

 勿論回路構成が違うので比較にはならないであろうが、オリジナル受信機は色々変更し改良できるところが面白い。今後も更なる機能UPをしていきたい。
 尚、今回Arduinoにはアイテンドーの「あちゃんでいいの」を使用している。殆どATmega328単体で省スペース、ローコストになる。機能はArduino-UNOである。
 Arduino-VFOに関しては小生のBlogやJA2GQP氏のBLOGを参照願いたい。

73’s JA2NKD

After

Inside

Arduino & Si5351

back veiw
Schematic

2017年5月30日火曜日

BitX40 added DDS VFO

 BitXトランシーバーは世界中でベストセラーとなっているQRP SSBトランシーバーのようだ。ネット検索やYou Tubeでも多くがヒットする。もともとは20m(14MHz)のようであるが40mやマルチバンドへの改造も見けられる。Hendrick QRP-kits(現在Pasific Antennaという名前に変わっている)で今も販売されている。QRPerの方々には周知のことと思う。たまたまebayを見ていたらBitXの基板や部品が販売されており、40m対応基板もあった。そこで当然ポッチした。非常に格安であった。基板はVer3Bタイプである。
 最近ではVer4でチップ部品を使った完成基板が販売されている。これを購入すれば簡単にSSBトランシーバーが出来る。作ることが楽しいのであえて基板購入とした。
Front
暫く多忙で手付かずであったが、やっと製作にかかれた。どうせ作るのなら自分が作成したDDSVFOを組み合わせるのが良かろうとスタート。
 回路図等はNETで入手できると思うので省略している。製作過程で何箇所か改良する必要があったので、その内容を中心に書いている。

【回路の特徴】
 回路を見てみると非常に特徴のある回路だ。多くのキットがSA602,SA612といったICを多用しているのに比べ、BitXでは殆どがバイポラートランジスタで構成されている。AGCを除けばAFアンプのLM386だけがICである。
 その次に特徴的なのは、送受信用アンプを入出力逆にしてコンデンサーで接続し、切り替えはダイオードを通しコレクタに電源を供給している。回路の一部(Fig1)を載せておくので見ていただければ理解できると思う。これは入力容量と出力容量が合成されるので高い周波数では難しいと思われるが、14MHzあたりまでは問題なく動作させられるようだ。さらにトランジスタ増幅回路には同調回路が無く、コレクタ負荷は総て抵抗となっている。このことによる増幅度やイメージ混信等が気になるところである。出来上がりで評価したい。
 受信部の構成は、BPF+RF1段+ダイオードDBM+IFAMP+X'talフィルタ+IFAMP+SBM検波+AFプリアンプ+PAアンプとなっている。
 送信部は、マイクアンプ+SBM変調+RFアンプ+X'talフィルタ+RFアンプ+DBM+RFアンプ+RFアンプ+ドライバーアンプ+ファイナルアンプ+LPFとなっている。
Block

【製作&改良】
 製作の過程で幾つか問題が発生したため、オリジナルから変更している。

  1. BPF
     入力部分のバンドパスフィルタについてオリジナルではBitX20から変更する場合、100pF+27pFと指定している。この通りに製作したが同調点が無かった。コイルを測ってみると2.3uH~3.61uHであった。計算しなおすと161pFとなるので、100PF+68PFに変更した。(Fig.3)これでピークが現れた。これをスタガ同調調整でバンド内均一となるように調整した。-3dB帯域で380kHzとなった。この調整にはスペアナ等があると簡単である。しかしスペアナは高価である。小生作のRFアナライザーがお勧めである。是非製作してみてください。(宣伝 笑)
  2. AGC
     AGCはオリジナル回路を使用しているが、マニュアル通りAFボリュームの1次側から取り出すとどうもおかしくなる。どう調整してもうまく聞こえない。AGCへの入力レベルが強すぎる感じがした。そこで前段アンプのベースから取り出してみた。これによりどうにかうまくAGCが制御できるようになった。(Fig.4)AFによるAGC検出は初めてであり、尚且つIF1段のみの制御である。これには当初から予想されたことであるが、今一歩である。どうにか使用できる範囲に調整することが出来たが、超スーパーローカル局を受信すると完全にIFがOFFとなってしまう。やはりダイナミックレンジが取れていない。回路上致し方ない。そこでTOPにアッテネーターをつけようと思いスイッチを用意した。実際にはまだ付けていないが。
  3. マイクアンプ
     送信試験をしたところ、マイクゲインを上げていくと発振することが判明。高周波の回り込みではないようだが、原因不明。そこで、マイクアンプを2段から1段に変更したところ発振は収まった。ゲインも十分のようである。最新のBitX40Ver4では1段になっているところを見ると、同じような症状があったのかもしれない。(Fig.2)
  4. キャリア漏れ
     キャリアヌル調整をしたが、どうも今一。調整用ボリューム、トリマーはかなりクリティカルで完全なヌルには調整できなかった。エキサイター最終試験でも辛うじて-40dBであった。ここは見直しをしたいところであるが、大幅な改造となるので原回路のままとしている。
  5. DDS VFO
     オリジナルはLC発振のVFOでバリキャップで同調を取るようになっている。周波数が3MHzと低いのでそこそこの安定度にはなると思うが、ここは当初から小生作ArduinoコントロールのDDS VFOを採用することに決めていた。
     このVFOはDDS周波数=送受信周波数+キャリア周波数となっているが、BitX40ではDDS周波数=キャリア周波数ー送受信周波数であるため、スケッチ変更している。
     このTFTLCDにはSメーターも表示できるが、今回Sメーターはアナログメーターとした。特に意味はないが、何か受信している気分がいい。送信インジケータは表示させている。
     ここで少々厄介な周波数合わせが必要だ。X'talフィルタは10MHz水晶であるが、実際の中心周波数はこれになっていない。調べる必要が有る。これもRFアナライザー等で調べてみると、9996800Hzであった。従ってキャリア発振は9998300Hzとなる。この数値もスケッチに反映させてやらないと表示周波数がずれてしまう。
     実際には、綺麗に受信できるところにキャリア周波数を調整し、その周波数を測定し1500Hzずらせばフィルタ周波数が推測できる。この当たりが少々難しいところである。デジタル表示であるがゆえに難しくなっている。アナログVFOであればこの当たりは凡そでOKとなるところではあるが。
  6. LPF
     動作試験で出力が1W程度しか出てこないことから色々調べてみたが、最終的に出力のLPFがおかしいと判断。もともと20m用の設計を7MHzに変更するようにしているため無理があるようだ。これを設計しなおし付け替えたところ5W(口笛7W)出力できるようになった。(回路図は用意していないが、定K型LPF両端のコンデンサーは450pF(430pF+22pF)、中間900pF(820pF+82pF)、コイル1.1uH T50-2 15t))
Modify
Inside1

Inside2

【動作試験】
 どうにか受信送信とも正常動作になった。今回製作途中では結構手こずった。それだけに完成すれば嬉しいものである。
 AF-AGCはあまり期待していなかったが何とか実用範囲に調整できた。ただやはり強力な局に対しては飽和し音も歪が多くなる。強力な局にあわせると弱い局がさらに聞きにくくなる。ダイナミックレンジが狭いので致し方ないと思う。強力な局に対してはATTをTOPに付けるのがベターと思う。
 送信はローカルにワッチしてもらったが、特に問題ないとの事。マイクアンプを1段にしたので浅い変調になるかと思ったが、偶然にも丁度いいとの事で、安心した。1'th交信も無事できた。「5WQRP」と言いながら更新するのもいいものだ。逆Vダイポールで何処まで富んでくれるのだろうか。楽しみである。
受信試験の様子をYouTubeにUPしてある。

Hi,every homebrewer
I made BitX40 using Ver3B-PCB.
I did modify.
  1. BPF
    Original is 100pF+27pF. But It's not good. I used 100pF+68pF
  2. AGC
    Original is connected  from AF Volume to AGC-AMP . It's not so good.
    I connected from BASE of Q4(Fig.4)
  3. Mic AMP
    Mic AMP is large gain. It's too large. I omitted Q15.(Fig.2)
  4. Carrier null
     It's so difficult to setting.  I'd like to improve, but it isn't changed while being original.
  5. DDS VFO
    It's using Arduino controlled DDS VFO(Ver2).
    VFO(Ver2) is  DDS_frequency =target_frequency + carrier_frequency.
    BitX40 is  DDS_frequency=carrier_frequency - target_frequency.
    It's need to chenge sketch for arduino.
    If you need sketch for BitX40 then send email to me.
  6. LPF
    Original LPF is not good. I changed.
    Both side C=50pF(430pF+22pF)、center C 900pF(820pF+082pF)、coil 1.1uH T50-2 15t
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73's
Ryuu JA2NKD