以前ブログで紹介した三菱RF-MOS-FET RD16HHF1PPアンプを久しぶりに作る機会があったので、内容の見直しを行った。
前回は出力コアに斉藤電気商会の#43材メガネコアを使用していたが、これを入手しやすい汎用コアに変えてみた。候補としてFT37-43を使うこととした。その他手持ち部品の関係からNFBの定数を0.033uF+470Ωから0.1+510Ωとした。変更点は以上である。
メガネコアはプリント基板を写真のように作り、真鍮パイプにコア(FT37-43)を3個通し、はんだ付けを行う。この真鍮パイプが1次コイルになる。プリント板を見るとわかるように1枚はベタで、もう一枚は左右に分割されている。これにより1次側は分割、2次側は2本のパイプが電気的に接続される。
以前は1次側も電線で1ターンしていた。2次側は従前と同じく電線を2ターンし、インピーダンス比1:4のトランスとしている。
動作結果としては、3.5-14Mhzにいて+20dB入力で15W程度出力された。28Mhz、50Mhzでは10W程度であった。さらに入力を増加させたところ各バンド30W程度出てきたが、コアがかなり熱くなってきたのでFT37での試験はここまでとした。FT37-43では、SSSB,CW等間欠使用で20W以下が良いようだ。
それならばFT50-43で実験しようと思ったが、生憎手持ちが足りず試験できなかった。しかし十分期待できるはずである。
ジャンク箱を漁ってみるとCBリニアをばらしたメガネコアでFT50サイズくらいのものがあったので、これで実験をして見た。なんと28,50Mhzでは50Wまで出てきた。あまり熱くもならないようだ。7,1MHzでは40W位、3.5MHzは55W位となった。これはCB(27MHz)での効率を考えたコアだったのではと推測される。3.5Mhzはよくわからないがパワフルである。
これでFT50-43を使用した時はどのような結果になるであろうか。推測としては7,14,21MHzでも50Wが可能ではないだろうか。期待できる。
この50Wは出力MAXなので、実使用とするならば30W程度までの使用がいいと思う。
以前よりもパワフルとなった。これはコアの違いか、NFB定数の変更か、それとも相乗効果かはよくわからない。取り敢えず入手しやすい部品でここまでできたことは非常にうれしいことだ。
相変わらずRDシリーズはアイドリング電流(500mA@1個)なので放熱はしっかり行う必要がある。アイドリング電流を下げて使うことも考えうるのであるが、増幅率が今一となった。
今回はここまでとする。またFT50を入手したら追加試験をしたいと思う。
回路図はDownload siteに掲載
RD16HHF1PP Linear |
メガネコアはプリント基板を写真のように作り、真鍮パイプにコア(FT37-43)を3個通し、はんだ付けを行う。この真鍮パイプが1次コイルになる。プリント板を見るとわかるように1枚はベタで、もう一枚は左右に分割されている。これにより1次側は分割、2次側は2本のパイプが電気的に接続される。
以前は1次側も電線で1ターンしていた。2次側は従前と同じく電線を2ターンし、インピーダンス比1:4のトランスとしている。
メガネコア部材 |
コア取り付け |
それならばFT50-43で実験しようと思ったが、生憎手持ちが足りず試験できなかった。しかし十分期待できるはずである。
ジャンク箱を漁ってみるとCBリニアをばらしたメガネコアでFT50サイズくらいのものがあったので、これで実験をして見た。なんと28,50Mhzでは50Wまで出てきた。あまり熱くもならないようだ。7,1MHzでは40W位、3.5MHzは55W位となった。これはCB(27MHz)での効率を考えたコアだったのではと推測される。3.5Mhzはよくわからないがパワフルである。
これでFT50-43を使用した時はどのような結果になるであろうか。推測としては7,14,21MHzでも50Wが可能ではないだろうか。期待できる。
CBジャンクコア使用 |
この50Wは出力MAXなので、実使用とするならば30W程度までの使用がいいと思う。
以前よりもパワフルとなった。これはコアの違いか、NFB定数の変更か、それとも相乗効果かはよくわからない。取り敢えず入手しやすい部品でここまでできたことは非常にうれしいことだ。
相変わらずRDシリーズはアイドリング電流(500mA@1個)なので放熱はしっかり行う必要がある。アイドリング電流を下げて使うことも考えうるのであるが、増幅率が今一となった。
今回はここまでとする。またFT50を入手したら追加試験をしたいと思う。
schematic |
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