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フロントパネル1 |
(1)で、箱先派か箱後派かと書いた。箱が先だとどうしても大きめの箱になるような気がする。箱が後だと入るような箱を探すこととなる。しかし箱(ケース)もある程度限定されたものしかないわけで、選択の余地はあまり無い。
自分的には鈴蘭堂のケースが好きであったが、廃業して久しい。今は「TAKACHI」が圧倒的のようである。
今回は、箱と中身同時というか、ある程度回路構成が出来上がってきた頃に不良在庫(オークション効果)から選択した。アイデアル(摂津金属工業)のTC-220R(赤色)である。現行品では、TC-220C(クリーム色)で、赤色はなくなったようである。アイデアルといえば真空管時代はここのケース、シャーシーが多かったと思う。
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フロントパネル2 |
さてこのケースであるが、フロントは黒色のパネルとサブパネルの2重となっている。中はサブシャーシーも何も無い。結構加工に苦労する。
加工は(1)に掲載した加工図を元にしている。
【フロントパネル】
フロントパネルと、サブパネルは、同じ加工である。メーター、LCD、スイッチと3箇所の角穴が必要である。開口の加工は大変であることは皆さんも承知のことであろう。丸穴は、ドリルとリーマーがあればできるが、角穴はそんなわけには行かない。ハンドニブラで大方の大きさに開け、ひたすらヤスリで仕上げていく。これ
が難しい。正確に長方形にするには、器用さと根気がいる。
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フロントパネル3 |
今回は、たまたま仕事関係のお知り合いの板金屋さんがいて、「こんなのレーザー加工機で簡単にできますよ」というお話があり、思わず職権乱用でお願いしてみた。「今時はレーザーなんだ」と世間知らずでした。できあがったのが写真の「フロントパネル1~3」である。見事なものです。さすがレーザー。但し難点が一つある。「写真2」がパネルの裏側であるが、結構傷がつく。またフロントパネルのように色つきのものは、開口付近の色がレーザーで飛ばされる。従って、再塗装が必要となる。しかしアルミの塗装は、これまた難題である。今回は板金屋さんのお知り合いの塗装屋さんでアルマイト塗装をしていただけた。すばらしいできばえとなった。感謝!!
【文字入れ】
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フロントのレタリング |
文字入れは、サンハヤトのインスタントレタリングである。これはアマチュアにとって、すばらしい製品であると思っている。難点は、まっすぐ貼り付けるのが結構難しい。今回も良く見ると歪んでいるところがある。ご愛嬌。うわさでは、サンハヤトも販売しなくなるのではないかということだ。ホームページをみると確かにほとんどが販売完了となっている。もはや店頭在庫のみのようである。
今後は、シートに印刷して張り付けるか、テプラしかないのだろうか。いい情報があれば教えていただきたい。
【内部】
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内部加工 |
サブシャーシーが無いので、ケースに直接取り付けるか、サブシャーシーを作るかということにある。今回は、汎用穴あき基板(サンハヤトICB-88SEG)を使っている。枚数が12枚程度になるため、面積から考えても上下2段となる。このためサブシャーシーを作ることとした。まず、サブシャーシーをつけるための棚板を両サイドのケース固定金具に取り付けた。これはL型アルミ(15x20x300 mm)から140mmの長さで2本用意し、金具に瞬間接着剤で貼り付けた。強度は大丈夫かな?
その上にアルミ板を取り付け、基板が片面あたり6枚乗るようにスペーサーを取り付けた。ここまで加工したところでもう1枚程度基板が増えそうな気がしてきたので、両サイドに基板を細く切ったものを取り付けるようにしている。臨機応変。(計画不足ともいう)
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パネル |
【バックパネル】
バックパネルには、電源線の穴、外部スピーカージャック、アンテナコネクタと、パワーアンプの放熱器が付くので、これらの加工をしている。放熱器には、パワーアンプの基板が付いている。(写真参照)
これで概ね加工が完了した。そういえばスピーカーが付いていない。これは、ケース(下側に)音響口(丸穴をたくさん開ける)をつくり直付けすることとしよう。
さて、電源コントロール部を作り上げ、いよいよ各ユニットを、最終形にしていくこととする。
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